仮想通貨 暗号通貨

仮想通貨の時代 by Cryptal Traveller

仮想通貨の世界にご案内します

仮想通貨は次世代の金融の受け皿になり得るのか?

米国マケイン上院議員の「死」から年末にかけていよいよ世界の
富裕層の資産が「流動化」するようになる(マケインの「死」については、
数々の憶測が流れている)。

 ナスダック市場の異様な高騰もそう長くは続かない。

 そして日本の株式市場における「官製相場」も・・・・

 EUドイツ銀行トルコリラ暴落と中国富裕層マネーは、
リトアニアの某銀行を通じて「一蓮托生」の関係、つまり
裏では運命共同体である。

 だぶついたマネーの行き場は、もうどこにも残されていない。
既存の金融市場は既に「飽和状態」、これを「バブル」ともいう。

 で、これからどうなるか?

 マネー市場の「収縮」である。

 マネーが逃避先を求めて「流動化」するほかない。

 米国内の長期金利の(見せかけの)引き上げは、このトレンドを抑える
方向にではなく、加速する方向に作用する。

 今後、機関投資家マネー、富裕層の資産が安全地帯を求めて彷徨う
ようになるが、安全な場所などもうどこにもない。

 一か八かの駆け引きがAIを駆使して行われるだろう。

 完璧なチキンレースの段階が「今」である。

 リーマンショック以降、AIが世界の株式相場を形成してきている。

 もう人間の介入する余地はほとんど残されていない。

 「逃げ場がない」というのは、そういう意味だ。

 既存の金融マネー市場がもう人知の及ぶ範囲を超えて、機能している。

  一旦マネーの収縮が始まれば、流動化の口火が一斉に切られる。
 
 主要国の通貨と株式債権市場が一斉に値崩れを起こす。

 その時、富裕層、機関投資家のマネー、資産がどこに流れていくのか?

  株式市場、債権市場以外であるとすれば、

 現物ゴールド(商品)、土地、円、仮想通貨のいずれかだろう。

  仮に仮想通貨に資金が流れるとすれば、現在の暴落、低迷は
 その確かな兆候(準備段階)として見ることができる。

 大量の資金を受け入れるためには、何が何でも大量に買い込める
下落(暴落)相場を先に用意していることが前提になる。

 現在の仮想通貨の暴落は理想的ですらある。

  もちろん、最悪の可能性として、マネー、資産が僅かな利益を求めて
人知を超えるスピード(ns)で取引を展開し、最終的に「自滅崩壊」する
という選択肢もあり得る。

  人間であればそのようなことはないわけだが、AIならやりかねない。
勝負は一瞬で決まる。

 私達はそうしたns(ナノセカンド)の「世界」「現実」にいることを
片時も忘れてはならない。

 仮想通貨市場を新たに構築し、そこにだぶつきマネーを流そうというのが、
実はウォール街の中でくすぶり始めている。もともとこの構想は30年以上も
前に提案されていたものであり(ワールドカレンシー構想)、今はその計画が
実施段階に移されているわけだ。

 で、この計画は人知の及ぶ範囲に含まれる。

 ウォール街を仕切っている国際金融勢力にとって、自分達の思惑の中で物事を
進めていきたいと考えるのは、人間として自然の成り行きである。

 仮想通貨に資産、マネーが流れた場合を想定しよう。

 次のステップとして、そこに「トークンエコノミー」が形成されうようになる
だろう。

 既にその準備は終わっている。

 2000種類にも及ぶ仮想通貨が上場されている。

 「BTC➖ICO」ラインを通じて、2000種類ものプロジェクトが稼働資金の注入を
待ち構えている。

 9割が草コイン、詐欺コインなどと揶揄され、避難の対象になっているが、
それは現時点における、(含み損を抱えた)小口投資家の話に過ぎない。

 整備されるべき制度的枠組み、取引の安全性が法的に整備されれば、情勢が
一気に変化する。

 機関投資家、世界の富豪は常に先を読んでいる。先を知っていると言い換えても
よいだろう。

 イスラム金融の動きもこの数年で目覚ましい。

 イスラム金融初の現物ゴールドに裏付けされた仮想通貨が既に数種類「流通」
し始めている。

 2020年秋から中東のドバイで世界博覧会が開催される予定だが、そのテーマは
ズバリ「ブロックチェーン・仮想通貨」である。

 中東世界(東南アジアイスラム圏、アフリカイスラム圏を含む)のオイルマネー
の行く先はどうやら仮想通貨になりそうな気配である。